エビ目 イワガニ科で、秋田県や岩手県から九州の両沿岸、及び沖縄
諸島に分布する。
8月の満月の夜になると、山の中から海岸に向けてアカテガニの群れ
れが産卵のために集まってきます。
お腹に卵を抱えたメスは水中に入り、からだ震わせ、幼生を海中に
離します。卵は満潮の海に散っていき、すぐにふ化して幼生となります。
次第に権ガ二に成長し、その後、海から何qも離れた上流の山間へ
むかい、そこで生活します。
十脚目スナガニ科に属する甲殻類で約二センチの小型のカ二。
オスの片方のはさみが大きく、これを白い扇に見立てて「ハクセン」
と呼ばれています。
ハクセンシオマネキは泥を若干含んだ砂地で、高潮線にやや近く、
干潮時に干潟が露出した後、水はけ良く、ジメジメせず、底質がやや
固い所に生息している。
成ヶ島では、一時期見られなくなっていたが、最近再び生息が確認
されるようになりました。県のレッドデータブックでは、最も貴重なAランク
に指定されています。